有名高級クラブのママから学ぶ!高級クラブにおいての”ママ”の役割
もくじ
高級クラブ全体をとり仕切るのがママの役割
高級クラブといえば、忘れてはならないのがママの存在です。
ママはお店の全てを取り仕切る大切な役割をしています。
今回は、高級クラブにおいてママがどんな仕事をしているか、ママの役割などを解説します。
ママってどんな人?
ママというのは、お店の責任者です。
基本的には、自分のお店の経営権を持っている女性を指します。
ただし、経営権を持っている方が別にいて、お店の管理を任されているママもいます。
そういう場合は「雇われママ」といいます。
ママは自分のお店の経営権を持っていますが、雇われママはオーナーに雇用されているだけなので、お店の業績によってはクビになることもあります。
ママの仕事とは
ママの仕事は、はっきり言って重労働です。
売上の管理、ホステスやボーイの採用から教育、お客様の接客など、お店の経営に関するすべてはママが取り仕切ります。
お店の中の事で、ママの影響が及んでいない事などありません。
それくらい、ママはお店にとって重要な役割を占めています。
また、ママの仕事は裏方だけではありません。
ママはお店の顔なので、ママに会いに来るお客様もたくさんいます。
どれだけ仕事が忙しくても、お客様が来たら接客しなくてはいけません。
ママの評判が良ければお店も繁盛します。
つまり、高級ホステスの格はママによって決まるといっても過言ではないのです。
チーママってなに?
人気店や規模の大きい店だと、ママひとりでお店を見るのは難しくなります。
そこで、チーママ(小ママ)を置いて、ママのサポート業務に当たらせます。
チーママがいるお店の場合、実際の経営権を持つママのことを「大ママ」と呼んだりします。
チーママは大ママの補佐として、ある程度の裁量権を与えられています。
つまり、お店のナンバー2という立場ですね。
優秀なチーママは経験を積んで、自分のお店をもってママになることが多いです。
ママはホステスたちの心の支え
ママという名前の通り、ママの存在はホステスたちの心の支えです。
高級クラブはキャバクラと違ってチームプレイを重視するので、スタッフ同士の仲も仲良くなります。
雰囲気の良いお店は、ママを中心とした家族のようです。
仕事上のアドバイスをもらうだけでなく、時にはプライベートの相談にも乗ってくれます。
ママはお店の中で絶対的権力を握っているので、厄介なお客様の対応も得意です。
しつこいアフターの誘いなどで困っていると、それとなくママが助け舟を出してくれることもよくあります。
高級クラブのママの収入
ホステスの給料の記事でも書きましたが、ママの収入は、お店の売上で決まります。
高級クラブの場合は、月収100万円を超えるママも当たり前にいるでしょう。
高級クラブには、売り上げ嬢とヘルプがいます。
ヘルプが頑張っても売り上げは全て売り上げ嬢のものになるのが、高級クラブの給料システムです。
売り上げ嬢は、自分の収入の中からお店の取り分を納めます。
つまり高級クラブの給料システムは、ママを頂点としたピラミッドになっており、だからこそ高級クラブのママの収入の相場を調べるのは難しいです。
やり手のママになると何店舗も経営していることもあり、年収が億を超えるママも珍しくありません。
銀座高級クラブのママ『白坂亜紀』さん
画像引用:https://oreno-trend.biz/2018/04/15/shirasakaaki-danna-otto-wiki-kodomo/
ホステスたちの中でも憧れの存在と言えるのが、銀座の高級クラブのママ、白坂亜紀さんです。
現在4つの高級クラブを経営するオーナーママで、その実力は折り紙付き。
1700を超える銀座のバーやクラブで構成されている銀座社交料飲協会(GSK)の理事を務めるほか、京都造形芸術大学で講演を行うなど、社会的にも大きな貢献をしています。
白坂亜紀さんの経営するクラブの中でも「クラブ稲葉」は銀座で1,2を争う超高級クラブです。
競争の激しい銀座で、これほどまで長く愛されるママになるにはどうしたらいいのでしょうか。
白坂亜紀さんが銀座のママとして愛される理由
白坂亜紀さんは、ホステス時代から「昼の努力」を大切にしていました。
いわゆる、営業活動です。
毎朝起きたらすぐにお客様に昨夜のお礼メールを送り、お客様からの要望があれば、接待で使うレストラン予約手配など、あらゆる事をこなします。
ホステスではなく、お客様の「銀座の秘書」としての立場から、できる限りお客様に尽くすことで、信頼を勝ち得てきたそうです。
中には、アイドルのライブチケットを取ったり、お客様のご家族のために名医を紹介することもあったとか。
そうした並々ならぬ努力が実を結び、今の立場があります。
なんと、今でもお客様には毎年2万5千通近くの年賀状を送っているというのですから驚きです。
私たちホステスも、見習うべき部分ですね。
弱冠26歳で銀座のママになった『桃谷優希』さん
画像引用:https://gqjapan.jp/woman/lady/20150303/beauty-to-support-11
桃谷優希さんは、銀座のホステスの中でもレジェンド級の存在です。
若干26歳という若さで銀座のママになったホステスとして全国的に有名になりました。
当時は銀座の老舗クラブ「藍」の雇われママとして働いていましたが、20代で既にオーナーママとして「城」を経営しています。
銀座最年少のママとして、今も大活躍を続けています。
桃谷優希さんが銀座高級クラブのママになれた理由
それは徹底した目標管理です。
水商売を北新地で始めたころ「3年たってナンバーワンになれなかったら辞めよう」と考えていたそうです。
そして実際に3年以内にナンバーワンを達成し、次に決めた目標が「銀座のクラブで2年以内にママになる」というものでした。
高過ぎる目標に思えますが、実際に桃谷優希さんはこの目標を達成しています。
ゴールから逆算し、目標を達成するために「今の自分には何が必要なのか」を徹底して考えていたそうです。
自分が同伴が取れない時、先輩の良いところを吸収し、自分なりに試行錯誤を重ねるなど、とにかく努力を重ねることで、史上最年少ママの座を勝ち取りました。
どんな目標でも、桃谷優希さんのこの考え方は非常に役立ちます。
目標を設定し、自分に足りないものを細かく分析する能力があれば、自然と努力は報われるでしょう。
・高級クラブのママと言っても雇われなのかオーナーなのかで大きく違う
・高級クラブのママの収入はお店の売り上げで決定するので相場を出すのは難しい
・銀座の高級クラブのママとして活躍する「白坂亜紀」さんと「桃谷優希」さんから学ぶ事は多い